中国茶王国彩香で「東方美人・春茶」という商品が売られていました。東方美人の春茶?あり得ないんじゃないかーと思いながら買ってみました。東方美人は芒種(6月の5・6日)のころ発生する小緑葉蝉(うんか)という小さな虫が葉を吸い、葉が傷つくことで偶然生み出されたお茶です。芒種は立夏(5月の6・7日)の後なので夏茶の仲間に入ります。小緑葉蝉(うんか)がいなければ絶対できないお茶なんですが、今回のお茶は、春茶・・・どんなに遅くても穀雨(4月20・21日)から立夏の前までには小緑葉蝉(うんか)にやられていなければならない計算になります。これも温暖化の影響?とも思えたのですがよくよく調べてみるとおかしなことがいくつもわかってきました。
彩香から送られてくるメールマガジン5月22日発行号で「今週末から台湾へ出張へ行ってきます!」という記述がみられます。5月22日といえば二十四節季の小満、立夏と芒種の間にあたります。さらに、6月14日発行号では「さぁ~、台湾出張で仕入れたお茶もこれで最終回です!お待ちかね!『 東方美人(とうほうびじん) 』!」とあります。そこで紹介されていたお茶が、今回の「東方美人・春茶」なんです。そして、このお茶は、このとき製茶されたお茶であることも出ていました。
ってことは・・・・。このお茶、小満~芒種の間に作られた公算が高いということになります。じゃあ「春茶」じゃなくて、ただ、今年一番はじめに製茶された「東方美人」ってだけじゃないですか~。という結論になりました。今年の最初のロットだから春茶?なんか変です。
お茶が嗜好品である以上、「より良く、他と差別化され、貴重な品であること。」は商品を売る上で重要な要素だと思います。だからと言って、本来は「春茶」でないものを「春茶」として売るのはちょっと疑問に感じてしまいます。付け加えれば、「春茶」の定義もこれで正しいのかも疑問ですが・・・。中国茶を嗜む人の中には、今回の件に反論がある方もいるとは思います。でも、一般的な中国茶の常識からすると「東方美人・春茶」はあり得ないんだと思います。
買って、まだ封を切っていないですが、お茶には責任がないので、おいしいお茶であることを願って近いうちに飲んでみたいと思います。
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